2019年6月30日 のアーカイブ

マタイによる福音書 26:57~68
「私は言っておく。あなたたちはやがて、人の子が全能の神の右に座り、天の雲に乗って来るのを見る。」(26:64) 

 実質は、これは裁判ではありませんでした。もう判決は決まっていました。イエスは死刑です。問題はそれをどう正当化させるか、ということでした。
 偽証人が現れますが、主イエスを決定的に追い込むことはできませんでした。その間主はただ、黙り続けていらっしゃいました。業を煮やした大祭司は、「お前は神の子、メシアなのか」と直接尋問します。
 主イエスは沈黙を破り、ご自分こそ全能の神の右に座り、天の雲に乗ってくる神の子・メシアであることを宣言されました。神を自称し、神を冒涜したとして、主イエスは有罪とされ、唾をはかれ、殴られました。
 この晩、主イエスが口を開かれたのはこの一言だけでした。あとは、抵抗せず黙って殴られ続けました。「苦役を課せられて、かがみこみ、彼は口を開かなかった。屠り場に引かれる子羊のように、毛を切る者の前に物を言わない羊のように、彼は口を開かなかった」(イザ53:7)。
 神がイザヤを通して到来を約束されていた苦難の僕は、実は神御自身でした。主イエスは右の頬を殴られながら、左の頬を差し出し、ご自分を殴る相手のために赦しを祈り続ける戦いを続けられたのです。

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