2018年11月4日 のアーカイブ

ヨハネによる福音書 21:1~14
「・・・それほど多くとれたのに、網は破れていなかった。」(21:11) 

 主イエスの弟子達は、故郷で元の漁師としての生活に戻りました。それぞれの胸の内に敗北感があったでしょう。「あの方との時間はなんだったのか」という重いものを言葉にせず、黙々と網をうっていました。
 夜通し漁をしても何もとれませんでした。夜明けとともに復活の主、イエス・キリストが来られ、言葉をお与えになります。キリストという「夜明けの光」と共に、「闇の中にあった網」に大漁の魚が入りました。
 主を岸辺に見た嬉しさのあまり湖に飛び込んだペトロが陸に上がって見たものは炭火でした。炭火の前で三度「私はイエスの弟子ではない」と言った自分を思い出したでしょう。
 主イエスと弟子達は共に食事をします。ガリラヤ湖畔の朝焼け、キリストと弟子達の、罪も死も乗り越えた清い静寂に満ちた美しい食卓です。
 この後、主はペトロに「ペトロ、私を愛しているか」と問われます。炭火の前で主を否んだペトロは、今度は炭火の前で「私はあなたを愛します」と答え、新しい一歩を踏み出しました。
 弟子達の網は破れませんでした。教会という網の中で生ける者も、死ねる者も、一つの民となり、キリストのもとに導かれていくのです。

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