マタイによる福音書 4:12~17

「イエスは、ヨハネが捕えられたと聞き、ガリラヤに退かれた」(4:12)
 
 メシアは退かれ、福音宣教の拠点をローマとユダヤの接点となる町・カファルナウムに置かれました。福音書はこれをイザヤ預言の実現であり、「死の影の地に住む者に光が射し込んだ」と書いています。元のイザヤ預言では「光が輝いた」(イザヤ書9:1)となっていますが、主イエスは、誰にも気づかれず、か細く一筋「射し込む」夜明けの光のようなメシアだったのです。
「天の国は近づいた」という言葉を受け入れた人は多くありませんでした(マタイ11:20以下)。ユダヤ人も異邦人も、主がおっしゃる「天の国の到来」の意味がよくわからなかったのでしょう。ある人は「イザヤ書54章の実現のことを言っているのだ」と解説しています(イザ54:4~9a)。「それはノアの洪水と同じである」、とイザヤは言っています。山の上に造られた船に乗るか、その船を笑うか、我々は主イエスの福音の宣言を通して問われています。
 天の国の到来(=救い)は山の上に造られた船のように分かりにくいものかもしれません。か細い光であるかもしれません。しかしこれが私達に示されている神の愛なのです。    

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