マタイによる福音書 2:1~12

「彼らはひれ伏して幼子を拝み、宝の箱を開け黄金、乳香、没薬を贈り物として献げた。」(2:11)

 主イエスの誕生は、ファラオの手から逃れたモーセの誕生と重なります(出エジ2章)。主は「新しいモーセ(=イスラエルの牧者)」として世に来られたのです。モーセがイスラエルを礼拝へと導いたように、主イエスは牧者として「ご自分への礼拝」へと導かれます。
 占星術の学者たちの、外国から来て幼子に宝物を贈る姿は、列王記上10章に書かれているシェバの女王と重なります。シェバの女王はダビデの子・ソロモンに贈り物をしました。しかし主イエスは御自分を指して「ここにソロモンに勝るものがある」(マタ12:42)とおっしゃいます。学者たちはソロモンに勝るものを、「ヤコブの星」(民数記24:17)の導きから知りました。彼らはダビデの子・イエスに礼拝の捧げ物をしたのです。
 主イエスは「いつか、東や西から大勢の人が来て、天の国でアブラハム、イサク、ヤコブと共に宴会の席に着く」(マタ8:11)とおっしゃいます。「東や西」から幼子の元に礼拝者が来ましたが、エルサレムからは来ませんでした。このことは、キリストの近くにいる私達に問いを投げかけているのではないでしょうか。  

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