マタイ福音書 1:1~17

「アブラハムの子ダビデの子、イエス・キリストの系図」(1:1)

 「初めの書、アブラハムの子、ダビデの子、キリストであるイエスの」というのが直訳です。「初め(ゲネシス)」には「創世記」という意味もあります。この福音書は、キリストの到来で歴史が新しい段階に入ったことを知らせる新しい創世記でもあります。
 福音書はまずこの系図を通して、主イエスの誕生の意味、今私達が生きている「時」の意味を伝えようとします。
これは主イエスの血筋の正しさ・家柄の良さを伝えるための系図ではありません。不自然な系図です。アブラハムからダビデ(7~800年)、ダビデからバビロン捕囚(400年)、捕囚からキリスト誕生(600年)という、長さの異なる時代区分であるにも関わらず、同じ14世代の名前が入れられています。そもそも、血のつながりということであれば、主イエスは聖霊によってマリアからお生まれになったのですから、これはヨセフの系図です。
 これは神が救いの御計画の中で用いられた人の系図であると言われています。神は時代の荒波、人々の不信仰を越えて、大きな摂理によって歴史をキリストへと導かれました。この系図の延長線上に、私達の名前も刻まれ、救いの完成のために用いられているのです。               

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