マルコによる福音書15:33~41

「昼の十二時になると、全地は暗くなり、それが三時まで続いた。」(15:33)

 主イエスが十字架で苦しまれる間、全地に闇が生じました。この暗闇は、アモスの預言によれば「主の言葉を聞けなくなる餓えと渇き」そのものでした(アモ8:9~11)。
 しかし、これは闇で終わる闇ではありませんでした。主の十字架の後には復活の光があるのです。出エジプトの際、エジプトに与えられた暗闇の災いの後に過越しがあったように。
 「エロイ、エロイ、レマ、サバクタニ」と主は十字架の痛みの中、詩編22編を叫んで詠い上げていらっしゃいます。イスラエルの歴史における神の救い御業の数々を思い出し、自分の人生がその神に導かれているものであることを想い、嘆きが神への信頼へと変わっていく詩編です。
 闇から光へ、嘆きから信頼へと至る信仰の道こそ、福音書が初めに書いている「主の道」(1:3)ではないでしょうか。

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