マルコによる福音書15:1~15

「祭司長たちは、バラバの方を釈放してもらうように群衆を扇動した。」(15:11)

 バラバは、ユダヤ民族の感情の代弁者として命を懸けてローマ帝国に立ち向かいました。同胞のユダヤ人から見れば英雄です。祭司長たちが扇動しなくても、群衆はバラバの釈放を求めたのではないでしょうか。
 群衆はここで二つの道が与えられます。バラバか、イエスか。人間的な英雄か、神の子か。これは信仰の選択です。そしてこれは、私達に日々与えられている選択でもあります。
 「すぐに手が届く方の救いが欲しい。」人は安易で、愚かです。それが現実です。しかし、互いの主張を醜くぶつけ合い、互いに無理解を露呈する愚かな人間たちの喧騒の真ん中に、キリストは確かに立ってくださっています。
 「私が来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである。」人間に絶望することはありません。私達が罪深いからこそ、主はそこに立ち、現実の一番深いところで御心を行われるのです。

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