マルコによる福音書14:53~65

「ペトロは遠く離れてイエスに従い、火に当たっていた。」(14:54)
 
 常に主イエスの一番近くにいて従ってきたペトロは、ここに来て「遠く離れて」従うようになりました。主イエスは屋敷の中、ペトロは屋敷の中庭ですから、二人の距離は離れています。そこでペトロは火に当たっていました。直訳すれば「ペトロは光の近くで自分を暖めていた」となります。ペトロが当たっていた「火」は、「光」なのです。
主イエスは以前御自分を「火・光」にたとえられました(4:21~22)。ご自分から離れた暗闇の中で凍えていたペトロを、主イエスはまだ照らしていらっしゃった、という象徴的な意味も含まれているのではないでしょうか。
 屋敷の中では、主イエスが大祭司の質問に対して、「あなたたちは・・・を見る(直訳:見ることになる)」(62節)と、人間が世の終わりに見ることになる光景を指し示されました。
 光は今の私達を照らし、そして世の終わりに約束されているキリストの栄光をも示してくださっているのです。 

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