マルコによる福音書14:43~52

「居合わせた人々のうちのある者が、剣を抜いて大祭司の手下に打ってかかり、片方の耳を切り落とした。」(14:47)
 
 神の前にあるべき人間本来の姿を歪めてしまうのが、罪の力です。ユダをはじめ、この場面に出てくる全ての人が、神の子に対してあるべき姿を見失っています。
 主イエスの目の前で、主を逮捕しに来た集団に混乱が生じました。突然群れの中から裏切り者が出て、その群れの長に切りかかったのです。
 それをご覧になった主イエスは、「これは聖書の言葉が実現するためである」と静かにおっしゃいました。これらの混乱の中にさえも、神の御計画は揺らぐことなく実現しているのです。
 世の混乱の中を、神の秩序をもって静かに進まれる主のお姿に、この世界の最も深いところにまで及んでいる神の御支配を見ることが出来るのです。

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