マルコによる福音書14:27~31

「ペトロは力を込めて言い張った。『たとえ、御一緒に死なねばならなくなっても、あなたのことを知らないなどとは決して申しません』」(14:31)。
 
 弟子達は主イエスという飼い主から離れ去り、マルコ福音書6章に出てくる「飼い主のいない羊のような群衆」の一人になってしまうことが予告されました。
 ペトロは自分の決意を率先して言い表します。「たとえ死んでも、私だけは」と言うのです。原文では、ペトロが「言った」というのは、鶏が「鳴いた」というのと同じ言葉です。勇ましいペトロの信従の決意表明でしたが、聖書はこれを鶏の鳴き声と変わらないものとして、冷めた仕方で記しています。結局ペトロは、自分の決意表明が鶏の鳴き声と変わらない空しいものであったことを思い知らされ、泣くことになりました(14:72)。
 しかし、そこで終わったのではありません。主は御自分を見捨て、離れて行った羊たちのことを恨まれたのではありませんでした。主は「飼い主のいない羊の群れ」をご覧になって、「深く憐れまれる」のです(6:14)。荒野は必ず青草の原に変えられます。

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