マルコによる福音書14:26~31

「しかし、わたしは復活した後、あなたがたより先にガリラヤへ行く。」(14:28)
 
 主イエスは弟子達の躓き(=離反・離散)をお話しになりました。その躓きはゼカリヤ預言の実現である、とおっしゃいます(ゼカ13:7~9)。弟子達は主イエスが自分たちの弱さをお叱りになっている、と思ったのではないでしょうか。「私は躓きません」と言い返します。
 しかしこれは叱責の言葉ではありません。元のゼカリヤの預言を見ると、羊たちが散って行くのは、羊飼いから離れたその場所で製錬され、試され、真の神の民とされるためである、と書かれています。
 主イエスは御自分の復活後を見据えて、「あなたがたより先にガリラヤへ行く」とおっしゃいました。これは、「あなたがたより先に」とも、「あなたがたの先頭に立って」とも訳すことができる言葉です。どちらの訳にしても、主は離れた羊をお見捨てになることはないことがわかります。神の御計画は、人間の理解の及ばないところにまで満ちているのです。

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