マルコによる福音書13:14~23

「憎むべき破壊者が立ってはならない所に立つのを見たら―読者は悟れ―、そのとき、ユダヤにいる人々は山に逃げなさい。」(13:14) 

 「憎むべき破壊者」は、「荒野をつくりだす憎むべき存在」という意味の言葉です。元の言葉の文法を見ると、これは人間の男性とも、男性でも女性でもなく、人間でない得体の知れない存在とも理解できる不思議な言葉です。
 この主イエスの言葉の背景にはダニエル書があります。ダニエル書における「憎むべき存在」は、BC167年にエルサレム神殿の財宝を略奪し、神殿の中にゼウスの祭壇を建ててユダヤ教を根絶させようとしたシリア王朝の王、エピファネス4世のことです。
 主イエスがおっしゃる第二のエピファネスは誰なのでしょう?いろんな仮説がありますが、ダニエル書8:13には「罪が荒廃をもたらし・・・」という言葉があります。主がここでおっしゃる「憎むべき存在」とは「罪」のことではないでしょうか。
 主イエスはここで「読者」に、「ユダヤの人々」に、そして四人の弟子達に向けて警告されています。罪に関わる全ての人に、罪からの逃れの道を示そうとなさっているのです。
 

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