マルコによる福音書9:42~50

「地獄では蛆が尽きることも、火が消えることもない。人は皆、火で塩味をつけられる」(9:48~49)

 主がここで用いられた「火」という言葉は、背景にイザヤ書66:24があります。腐敗し、神を捨てた小国イスラエルは、その後約200年間、戦火に苦しみました。彼らは嫌というほど敵・味方の死体を、その死体にたかる蛆を、それらを焼くための途切れることのない火を見ることになりました。それは神に敵対する者、罪に与えられる裁きの火です。
 主イエスは「人は皆、火で塩味をつけられる」とおっしゃいます。もし人が「火」によってしか味付けされ得ないのであれば、我々には滅びしかありません。しかし、その「火」を一身に引き受けてくださった方がいらっしゃったのです。そう考えると、私達は主の十字架によって味付けされた共同体である、と言えるのではないでしょうか。
 自分のこと、人のことが気になって心が騒いでいる弟子達に、彼らがどれだけ大きな平安の中に入れられているのかを、主はお示しになったのです。
 

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