マルコ福音書13:24~31
「それらの日には、このような苦難の後、太陽は暗くなり、月は光を放たず、星は空から落ち、天体は揺り動かされる。」(13:24~25) 

 紀元前8世紀、イザヤは神が一つ一つの国の名前を挙げて裁いて行かれる幻を見せられました(イザ13章~34章)。これは世界の破滅ではなく、神がこのように罪を世界から滅ぼし、全ての人を御許へと招かれ日が来る、という救いの幻でした。
 「祈りの家」ではなく、「強盗の巣」となっていた神殿をご覧になって、主イエスは弟子達に神殿崩壊の預言をし、イザヤの言葉をお聞かせになりました。主の神殿崩壊の預言はこの40年後、紀元70年にローマ軍によって現実のものとなりました。84年にもわたる大改修工事が終わって、わずか6年後のことです。
 人の手で作った神殿を失った教会は、そこから無数のキリスト者たちの証しを集め、イエス・キリストの記憶を福音書という形へと結晶化させました。「天地は滅びるが、私の言葉は決して滅びない」という主の言葉は真理でした。
キリスト者は、自分達自身が霊的な神殿とされています。私達自身が、キリストという岩の上に立てられた祈りの家、聖い神殿とされ、世に生かされて、今も用いられているのです。

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