マタイによる福音書 27:57~61
「夕方になると、アリマタヤ出身の金持ちでヨセフという人が来た。」(27:57) 

 他の福音書を見ると、このヨセフは最高法院の一人であり、主イエスの弟子であることを他のユダヤ人に知られることを恐れて隠していたと言われています。
 マタイ福音書ではヨセフのことを「金持ち」と形容しています。19:22以下に、「金持ちの」青年が出てきます。「永遠の命を得る為に、これ以上何をすればいいか」と悩む青年に、主イエスは「君に足りないのは『誰を求めるか』だ」とおっしゃいました。青年は、財産以上に主イエスへの従いに価値を見いだせず、去って行きました。
 アリマタヤのヨセフは主イエスが青年に示された「誰」を見出だした「金持ち」でした。地上の富に勝る「天の富」を主イエスに見出し身の危険を顧みず、主イエスの遺体を引き取り、墓に埋葬しました。
 「彼は不法を働かず、その口に偽りもなかったのに、その墓は神に逆らう者と共にされ、富める者と共に葬られた」(イザ53:9)。ヨセフは主イエスの遺体と共に、「天の富を見えなくさせる何か」も共に葬ったのです。

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