マタイによる福音書 26:1~16
「そのころ祭司長たちは民の長老たちは、カイアファという大祭司の屋敷に集まり、計略を用いてイエスを捕らえ、殺そうと相談した。」(26:3) 

 「屋敷」とは、屋敷の中庭のことです。公には話せない内容でした。何とかナザレのイエスを殺そうと考えていた彼らに突破口をもたらしたのは、12弟子の一人、イスカリオテのユダでした。ユダが主を裏切った理由は謎です。福音書は明確なことを書いていません。
 イスカリオテは「ケリヨトの人」という意味です。ユダヤ地方の中でも南に位置する町の名前です。ユダだけは、他の弟子達と違って生粋のガリラヤ人ではなかったようです。異なった背景・意識・考え方の人だったのでしょう。この夜、ユダは他の11人とは違った葛藤を抱えていたようです。
 主イエスは銀貨30枚で引き渡されました。奴隷一人分の値段です。ゼカリヤ書11章に、神から与えられた救いの生贄の子羊に、悪い羊飼い(イスラエルの指導者)が銀貨30枚という値段をつけた、という幻の預言があります。
 この夜に錯綜していたそれぞれの思惑を超えて、神の救いのご計画は着実に進んでいたのです。

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