マタイによる福音書 21:1~11

「イエスがエルサレムに入られると、都中の者が、『いったい、これはどういう人だ』と言って騒いだ。」(21:10) 

 ガリラヤからの巡礼者たちは主イエスの前後で「ダビデの子ホサナ」と叫び、「これはガリラヤのナザレから出た預言者だ」とエルサレムの人々に伝えました。エルサレムは揺れます。ナザレのイエスはエルサレムにとって政治的にも宗教的にも危険な火種となるのではないか。
 聖書は、主のエルサレム入城をゼカリヤ預言の実現であることを証しします。「その日、主は御足をもってエルサレムの東にあるオリーブ山の上に立たれる」(ゼカ14:14)、「見よ、あなたの王が来る・・・高ぶることなく、ロバに乗って来る。雌ロバの子であるロバに乗って」(ゼカ9:9)。
 主はヨルダン川を渡り、オリーブ山を通り、エルサレムへと入られました。これは、ダビデが息子のアブサロムに追われ、その後アブサロムとの戦いに勝ってエルサレムへと帰還した道筋です。息子の死を悼みつつ、自分に赦しを乞う者を一人一人許しつつダビデはエルサレムに入場しました。ここで我々が見るのは、死の痛みを担い、赦しをもたらすために慎ましく入城される、柔和なダビデとしてのキリストのお姿です。

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