マタイによる福音書 16:21~28

「私について来たい者は、自分を捨て、自分の十字架を背負って、私に従いなさい」(16:24) 

 原文は、「私の『後に』ついて来たい者は・・・」という言葉です。ペトロは主イエスを慕うあまり、十字架に向かおうとされる主の「前」に立ちはだかりました。主はそのペトロに「サタン、引き下がれ」と、「後ろ」に戻ることをお命じになります。
 ペトロは荒野で主を誘惑したサタンの役割を担ってしまいました(4章)。サタンは、主イエスと激しく戦いに来たのではありません。主が一番苦しい時に、寄り添い助けに来たのです。ゴルゴタへの出発点に立った主イエスにとって、ペトロの言葉ほど嬉しく、そして大きな誘惑はなかったでしょう。
 「人は、たとえ全世界を手に入れても、自分の命を失ったら、何の得があろうか。」主イエスがおっしゃる「命」は「存在・本当の自分」という意味が含まれています。
 ペトロは後に、保身のために「イエスを知らない」と言いました。自分を守るために主イエスを捨てたペトロは、「自分」を失い、激しく泣きました。主はそのような罪人のために「命」を取り戻すために、世に来てくださったのです。

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