マタイによる福音書 13:31~35

「イエスはこれらのことをみな、たとえを用いて群衆に語られ、たとえを用いないでは何も語られなかった。」(13:34) 

 主イエスは「天地の主である父よ、あなたをほめたたえます。これらのことを知恵ある者や賢い者には隠して、幼子のような者にお示しになりました」と祈られます(11:25)。私達の日常の中に「隠されている」神の国の秘密を主イエスはたとえを用いて語られているのです。
 からし種のたとえは背景にダニエル書4章があります。バビロニア王ネブカドネツァルが「空の鳥が巣を作る」までに育った木を天使に切られそうになる、という夢を、ダニエルが解き明かします。木は国(支配)であり、天こそ真の支配者であると悟らなければ切られる、と言うのです。
 主は。ご自身が世に来られたことを新しい種が蒔かれ、パン種が粉に混ぜられたことにたとえてお話しなさっています。メシアが世にお生まれになった時、そのことに気付いたのは数人の羊飼いや博士だけでした。永続する新しい天の国の種は既に地に落ち、この世界の中で成長している神秘を幼子のように受け止めたいと思います。

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