マタイによる福音書 9:32~34

「ファリサイ派の人々は、『あの男は悪霊の頭の力で悪霊を追い出している』と言った。」(9:34) 

 ファリサイ派の人たちは、自分たちと律法理解・宗教的実践が異なるのに奇跡を行っているナザレのイエスは悪霊の力で奇跡を行っている、と捉えました
 「こんなことは、今までイスラエルで起こったためしがない」と主イエスの御業に驚嘆した群衆でしたが、後にファリサイ派の人々の意見に流されていくことになります。「あなたたちは聞くには聞くが、決して理解せず、見るには見るが、決して認めない」(13:14)。
 旧約の預言者たちは、神への信頼を貫く者たちを「残りの者たち」と呼んでいます。神の民であるはずのイスラエルの中でさえ、聞くべきものを聞き、見るべきものを見る人たちは少数だったのです。
 ファリサイ派の人たちも群衆も、主イエスの「周辺」にいて、それ以上近寄ってきません。「あなたたちは、命を得るために私のところへ来ようとしない」(ヨハネ福音書5:39)。
 「あなた方の目は見ているから幸いだ。あなた方の耳は聞いているから幸いだ」(13:16)。この幸いを失うことなく「残りの者」として、愚直にキリストの下に近づいて参りましょう。

コメントは受け付けていません。

カテゴリーとタグ
2018年6月
« 5月    
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  
ログイン
アクセス情報