マタイによる福音書8:5~13

「ただ、一言おっしゃってください。そうすれば、わたしの僕は癒されます。」(8:8)

 百人隊長は、「主よ」とキリストに呼びかけます。この地域で権威をもっていたこの人は、主イエスの内に、自分にはない霊的な権威を見出しました。
 当時のユダヤ人にとって、異邦人との接触は「けがれ」でした。この人はそのことをよくわきまえていて、自分は主イエスを家にお招きすることはできないと知っていました。
 だから、「ただ一言おっしゃってください」と迫るのです。お迎えすることも、触っていただくこともできない、それなら、言葉を一言ください、と懇願するのです。
 マタイ福音書では「信仰・信じる」は、キリストをこちらに振り向かせるような積極的な行動・祈りとして語られています。この世における権威やプライドを捨てて、御前に自分を投げ出して懇願する姿に、キリストはこの人の信仰をご覧になりました。そして驚かれ、喜ばれたのです。
 愚直に、なりふり構わず、キリストに神の憐れみを求めたその先で、私達は聖霊の働きを見ることになります(使徒言行録10章)。

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