マタイによる福音書 5:31~32

「しかし、私は言っておく。不法な結婚でもないのに妻を離縁する者はその女に姦通の罪を犯させることになる。」(5:32)

 「妻を離縁する者は、離縁状を渡せ」は申命記24:1~4の引用です。しかし、申命記で言われているのは、「離縁状を渡せば妻を離縁できる」ということではなく、「神の嗣業の土地を汚さないために、姦淫の罪をこのように遠ざけなさい」ということです。
 「不法な結婚でもないのに」とは、「姦淫の事実がないのに」ということです。1世紀のユダヤでは、モーセの律法の言葉を自由に、男性に都合よく解釈されていました。キリストは律法本来の意味を取り戻すために世に来られたのです。
 聖書では神とイスラエルの関係を男女の結婚関係になぞらえて書いています。イスラエルの人々は、結婚を神とイスラエルの契約関係を現す神聖なものとして捉えていました(マラキ2:13~16)。新約聖書でも、キリストと教会の関係を、男女の結婚に重ねて書いています(エフェ5:21以下)。
 神とイスラエルの契約、キリストと教会の契約は、正に「命の共有」です。人は聖書の言葉を都合よく変えて利用する誘惑にさらされています。主イエスはその罪から遠ざけてくださいます。 

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