マタイによる福音書 5:21~26

「しかし、私は言っておく。兄弟に腹を立てる者は誰でも裁きを受ける。」(5:22)

 主イエスはここから、律法学者やファリサイ派の人々の義に勝る、弟子達の義のお話をなさいます。
 主がおしゃっている「兄弟」は、神の民という信仰の家族のことです。「殺す」ことと「兄弟に腹を立てる」ことを、同列に置いてお話なさっています。
 「殺すな」という言葉を聞いて、私達は「その戒めは守れている」と考えます。しかし、私達の心の中にはどれだけ多くの人殺しの道具が並べられているでしょうか。
 カインは弟アベルを殺しました。兄弟に対して腹を立てたからです。カインの心の中にあったものがカインを支配し、弟を殺させたのです。主イエスが憂いていらっしゃるのは、弟子達の心の中にあるものなのです。
 神の支配の下にあるということは、神の裁きの下にあるということです。私達は自分の有罪判決に向かって歩いている人のように、切羽詰っています。神に赦された共同体の一員として、相手を許す決断、相手に赦しを乞う決断が求められているのです。

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